AppleとSteve Jobs

20090124

Apple社のSteve Jobs CEOの健康問題が想像していたよりも悪い様子だと判って以来、様々なマック系のニュースサイトでいろいろと取り沙汰されています。 私も古くからのマックユーザで、Steve Jobsの元気な復帰を願っている一人ですが、同時に改めて彼がどのような人物だったのかを振り返ってみたいと思い、ずっと積まれたままだった本を引っ張り出してきました。

最近でこそ、新製品発表の時のプレゼンテーション能力の高さやその時の表情から対人面でも評価の高い彼ですが、Macintoshの開発チームメンバーから見ると相当にメチャクチャな人物だった様で、その様子が短いエピソードの数々に良く現れていてなかなかに読ませます。 本書中では、そもそも、Macintoshのプロジェクトは彼(Steve Jobs)が当時のジェフ・ラスキンから取り上げた(チームの回想では「Steveが乗っ取った」と表現されています)プロジェクトだと表現されています。

うろ覚えなのですが、彼がNeXTを発表した時に日本(の会社、多分ソニー)を指して「あいつらなんて、何にも作れやしねぇっ!」とNeXTcubeの上で跳ねて叫んだ・・・という記述を目にした記憶があります。 それ以前よりマックを使いアップル・コンピュータ社の迷走を悲しみ、会社を追い出されたスティーブ・ジョブスを残念に思っていた自分にとっては、この記述はかなりショックだった事を覚えています。(Wikipediaを見てみたら、日本人全般に対しても言いたい放題の様です。)

そんな記憶が頭の片隅に記録されたままなので、彼のプレゼンテーションやスタンフォード大学での講演をネットで目にする度に「猫かぶりやがって・・・(笑)」と思ってしまうのでした。 いや、スティーブも大人になって丸くなった(つまり、損得を考えるようになった)って事なんでしょうか。

英語版が出た直後にどうしても読みたくて、すぐに洋書で買ったのですが、残念ながら私の英語力ではポツポツとしか読み進められず、停滞しているうちに日本語訳版が出てしまい泣く泣く日本語版も買ったので2冊もっているのでした。 まったく恥ずかしいことです(が、ブログに書いてしまった)。

今は、日本語版を読んでは英語版の同じ箇所を読んでみる・・・なんてことをしています。


レボリューション・イン・ザ・バレー―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏

Posted on Monday, January 26th, 2009 at 1:16 AM. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

2 Responses to “AppleとSteve Jobs”

  1. ホールデン says:

    Macのことなど何も知らない者ですが、
    初期のApple社は、無茶苦茶自由な会社だったようですね。
    ゲイツ君よりは長生きしてもらわないと。

  2. shun says:

    自由というか・・・。印象としてはむしろ「やりたいほうだい」に近いですね。(^^;

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