プロセスが楽しい(らしい)

Rollei35SE

相変わらず、コンパクトカメラを2台は持って出歩いています。 あるいは、こもって仕事をしている時は何とか時間を見つけて30分くらい、仕事場周辺をうろつき廻ってまったくいつもと同じ夕暮れや、もう何回撮ったか判らない(ってほどでもないけど)街灯を、飽きもせずにまた撮ってます。

なぜ写真を撮るのか?なんて考えてないけれど、おそらく楽しいのはその「撮る」→「現像する」→「スキャンする」というプロセスの様です。(と他人事の様に言ってますが。) 「あれがああだったら、こっちはこうなんだろうか?」とか「お?こうだと思ったのに、ああだった!」といった発見が、全体的に技術が未熟なためにこのプロセスの全過程で起こるわけで、それが楽しいのではないか?と考えています。

ホントは「スキャンする」じゃなくて「プリントする」と行きたいのはやまやまなんですが、ここには厳然としたハードルがあって、自宅を建て替えない限りはやっぱり無理かなぁ?と。(それは無理だっ!さすがに。) 或いは、同好の士(は世の中に山ほどいる訳ですが)を探して共同暗室へ突っ走って行くしか無い訳です。 もっとも、極端な”人見知り”の私としてはその「同好の士」との初期の関係を構築していくところに根本的な問題を抱えている訳ですが。(笑)

Rollei35SE

わりと飽きる傾向の強い自分が、いったいいつまで同じ写真を撮り続けていくのか、自分でも結構興味があるところなのですが、いまのところまったく飽きそうに無いです。 それどころか、現像プロセスなどをこまめにメモしては「どのような結果が得られたのか?」を整理しようとしているところです。 もっとも、フィルム一本に対して一つのプロセスを実行するしか無い訳で、ある程度の知見が得られるまでにいったいどのくらいの本数のフィルムが必要なのか、いまから気が遠くなっているところも無くは無い今日この頃です。 さらにいえば、一つの条件だけを変化させて、他をできるだけ揃えるということそのものが、たかだかフィルムの現像という単純なプロセスだけでもかなり難しく、今はまだ変化させるべきパラメータをどれにするのか?で迷っている段階と言うことができるかも知れません。(これは、現像液を原液で使用して、使い回しているからでもあります。 できれば希釈して毎回新しい現像液を使いたいのですが、廃液のことを考えるとここのハードルを自分で越えられないのです。)

幸いなのは、元のフィルムがおおよそ似たような被写体で、おおよそ似たような時間帯に撮られているっていうことくらいで、つまり、最初のお話しにループする訳ですが・・・。

CLE M-ROKKOR40mm

ブログに紹介したり、Flickrにアップロードしたりしている写真は、それでも似ていないものを選んでいる訳で、いったいどれほど同じような写真がHDD内に格納されているかを考えると(いや、実際にモニタで見ると)、自分でもいかがなものか?と思ったりもしますけれどね。(再び笑)

2009.07

Posted on Tuesday, July 28th, 2009 at 6:25 AM. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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