夏の散歩

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フィルムを現像するときには、現像液をそれなりの温度(例えば20度)に設定して、そこから何分間現像するか?を表から求めるわけですが、室温保存されている現像液はこのところだいたい27度くらいになっています。

なので、氷を使って現像液の液温を下げる必要があるのですが、これがなかなかに面倒で。 いや、面倒というよりも、「さて現像を始めるか!」と思ってから液温が下がるまでにかなり時間が掛かってしまうのです。 そのうえ、現像しているとどんどんまた上がってくるし。

先日、未現像のフィルムが5本溜まってしまって、そろそろ現像しなくちゃ!と思った時も、やっぱり現像液は27度でした。 そこで、まぁ諦めて氷を使って液温を下げていくわけですが、現像作業中もどんどん液温は上がってきてしまうので、できるだけ多くの本数を一度に現像したいわけです。

そこで、通常ならば一つのリールに一本しか巻きとらないところなのですが、2本のフィルムを背中合わせにして、一つのリールに二本巻きしたリールを2つ準備し、一度に4本現像にトライしたわけです。 あがりはまぁ、素人の趣味レベルですから許して頂くとして、残念なことに1本残ってしまいました。

5本目も現像するかどうか、しばらく逡巡していたのですが、意を決して現像を始めようとしたときには、残念ながら液温は25度をマーク! また氷を使って・・・てのがあまりに面倒で、そのままの液温で現像してしまったのでした。 しかも、どうせならってことで、現像時間も大幅に長めに取って、一体どんな結果になるのか?を見てみた結果が本日の写真です。

確か日曜日に、仕事の合間に1時間だけ近所を散歩した時に撮ったもので、夏の散歩っぽくてまぁいいんじゃないの?ということにしました。 もちろん拡大してみると粒子の荒れが結構目立つんですけどね。

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Posted on Wednesday, July 29th, 2009 at 3:21 AM. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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