Mac OS X Server 導入
実は思うところあって、OS X Serverを導入してみました。
ターゲットマシンは昔のMacPro G5。 初期の頃のマシンなので、あまり早いマシンでは無いのですが、基本的なウェブ&メールサーバとしては十分かと思いまして。 インストール〜初期のアップデータの適用作業でだいたい2時間くらいで完了しました。
”思うところ”は幾つかあって
- とあるクライアントの環境がOS X Serverだったので、いろいろな意味で同じ環境が欲しかった
- もういつまでも”黒い画面”(ターミナルの事ですな)の時代じゃない。 かといって、PLESKは嫌いなので、どうせなら全く新しい環境で、”簡単”ってのを体験したかった
- 単なるOS Xはアップグレードの度に再起動が掛かるが、よもやServerではそういうことはあるまい?と思ったものの、それを実体験したかった
ってのが主なところ。
ところが、やってみて判ったんですが、セキュリティアップデートが掛かる度に、実はマシンは再起動してしまうのです。 えー、なんでー?!っていう気分ではあります。 サーバ機なんだから、マシンの再起動なんて通常はあり得ないと思って、もしかして再起動しないでイケルんじゃないか?と勝手に想像していたのですが、残念ながらそんなことはありませんでした。
もっとも、Linuxにしたところで、カーネルをアップデートすれば再起動するしか無いわけで(はずだよね?)、ずいぶん以前にJournal絡みでバグがあって、カーネルをアップデートしたときは、当然再起動しました。 そう考えると致し方無いんでしょうか。 ただ、Safariをインストールしても再起動ってのはなんかサーバ機としては解せない感じですが、ソフトウェア・アップデートの画面には再起動の要不要が表示されているので、必要に応じて取捨選択しろって事なんでしょうね。
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さすがというか、メールの設定などは超簡単。 すべてGUIでちょこちょことチェックしていくだけでセットアップ完了。 メールの送受信もきちんと動作し、不正なRelayチェックも完璧でした。 このあたりはさすがです。ウェブサーバも基本的には「開始する」だけ。 ただ、PHP5のモジュールが初期のデフォルトではOFFになっていたりして、管理画面から設定してあげる必要があります。
メールサーバはIMAP専用にしてみました。 で、WebMailの機能があるということなので、.MACと似たようなインターフェイスを期待して試しに使ってみたのですが・・・超前時代のインターフェイスであまりのダサさに笑ってしまいました。 これ、squirrel mail(非常に有名なWebMail)の昔のヴァージョンのものじゃないのかな? せっかくなんだから.MACのインターフェイスを入れておいて欲しかった、残念。
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とりあえず、今日はここまで。 追加作業として検討しているのは・・・
- 他ユーザのアカウント設定(主にメールアドレス用)
- MySQLの基本環境の確認と幾つかセットアップ
- とあるクライアントのプロジェクトのテスト環境の移行・・・でも、これはやらないかも
- PostgreSQLのインストール・・・なんだけれど、せっかくOSに最初からセットアップされているMySQLオンリーで行こうかどうか迷い中。 PostgreSQLはインデックスの利用判定が若干甘い説もあって・・・。 MySQLも5からはVIEWが使える様になったしね。
- Ruby on Railsのインストール・・・ただ、ウェブサーバをApacheにするとして、mod_rubyで良いのかしらん? それとも、ウェブサーバからして別のものを準備する必要あり? いったい、RoRでスケーラブルな環境を準備したいときって、ウェブサーバは何が良く利用されているのだろうか?ってのが最近の疑問。
- sshdの鍵方式への切り替え(なんて言うのか、名前を良く知らないんです)
あとは、このブログ他現行ウェブサーバの移行なども少しずつやっていかないと、サーバの引っ越しが全然できませんがな。
簡単なGUIでラクチンぽんなのですが、細かいことをやろうとすると、やっぱり設定ファイルをちくちくいじらないとダメらしいですね
うぅぅ、まだラクチンぽんまでしかやってません。
実は恐れているのはPostgreSQLのインストール。 これ、Serverではない方のLeopardの時は結局巡り巡ってApacheからソースでインストールってな話になる感じだったので。
ま、ここをグッと我慢してラクチンぽんのみでどうやるか考えるのが、オトナってもんですよ(泣)。