自家現像に挑戦しました-その4
前回の更新から悠久の時が流れてしまいましたが、みなさま如何お過ごしでしたでしょうか。
私はといえば、仕事をしたり写真を撮ったりして過ごしていました。 現像本数も順調に増え、最近はカラーフィルムも自分で現像しています。(カラーに関しては、自分でやった方がお得!っていうのも理由の一つですが。)
それから、自分からのフィードはやっぱり一つにまとめるべきかな?と思い、写真は全てFlickrにアップした上でブログに貼る事にしました。 分散してしまうと「えーと、これはFlickrにはアップしたんだっけ?いや、ブログに貼ったんだっけ?」となってしまうので。
また、写真のみを延々とアップする秘密ブログを一ヶ月ほどやってみたんですが、写真を淡々とアップするだけで、テキストは写真番号のみにしてみたら、モノの見事に「辺境化」してしまい、試しにGoogleAnalyticsを入れてみたら一日の訪問セッションが1〜3が普通な感じでした。 これはさすがに悲しいかなぁと思うのと同時に淡々と写真をアップするならFlickrで良いじゃん! と思い直した次第です。
さて、前回の話は「水洗いが始まってからフィルムスポンジが無い事に気がつき、ヨドバシ吉祥寺店までダッシュ!」したところで止まってましたので、それでは続きを・・・
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なんとか水洗いが終わるまでにフィルムスポンジを買わなくてはならない私は、「最近こんなに走ったことねーよっ!」ってくらいのダッシュでヨドバシ吉祥寺へ向かいました。 ほんの数時間前に自家現像セットを買い込んだ2階のフロアに(エスカレータを)駆け上がり、フロアの隅の現像グッズエリアに飛びこみ、目に付いたフィルムスポンジを片手でひっつかんで、最寄りの会計コーナーへ向かいます。 数分の(自分的)全力疾走の結果、汗まみれで鼻先やあごから汗のしたたる中年オトコが息を切らせて会計に並んでいる訳ですが、片手に持っているのはスポンジな訳で、もう怪しさ満点です。
最近は写真が流行なこともあって、同フロアは若い女性なども多くにぎわっているわけですが、そこでスポンジのみを購入する汗まみれ中年男な訳ですから・・・そりゃもうフロア全体引きまくり(か、誰も気にしていない)ですが、当の中年オトコはそんなことに構っている余裕は無い訳です。
「袋にお入れしますか?」とレジのにいちゃんが聞くのですが、「いや、大丈夫です」と答えてシールを貼ってもらったスポンジを片手に掴み、再び事務所へダッシュであります。 もう、今思い出してもヘンタイですが、「水洗いの規定時間までに戻らないとマズイ!」という一心で、その時は必死だったんです。
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ヘトヘト状態で事務所へ戻って時計を見たら、何とか水洗い必要時間+αくらいで戻れました。 やれ、うれしや! 現像タンク内の水を捨ててフタを開け、ロールからフィルムをクルクルと出してフィルムのヒトコマ、ヒトコマとご対面です。 いや〜、うれしい! なんとなく写真みたいなものが写っている様子です。 後はこれを予め準備されていたドライウェルという薬剤(フィルムの水切れを良くする薬剤で、乾燥時に水玉が残ってネガにアトが付いてしまうのを防いでくれるらしいです)に浸します。
さて、もう大丈夫です。 ドライウェルには何秒くらい浸ければ良いのかをもう一度確認しようとドライウェルの取説をあらためて読んでみると、なんと・・・
「フィルムはスポンジなどで拭わずにそのまま乾燥させてください」
・・・スポンジなどでぬぐわずに・・・スポンジなどで・・・
なんだとーっ!!orz
そうなんです、ドライウェルという薬剤はあえてスポンジなどで拭わずに、流れ落とすというか、そういう仕組みになっているらしいのです。 じゃ、あの私のダッシュはなんだったのか?と。 もう腰が抜けそうな訳ですが、悔し紛れに一応スポンジで拭ってみました。(笑) こういうところが素人の楽しいところです。
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そんな感じで最初の自家現像はバタバタと、しかし案外うまく行きました。 その後は先にも書いた通り、順調に写真も撮り現像も続け・・・徐々に現像は「新たなる挑戦」から「単なる作業」になりつつあります。 それでも毎回タンクから出してユニットバスに吊してネガを眺めるのはなかなかに楽しい時間です。
ここ数回は、あえて現像時間を多めに取ってネガの出来上がり具合を確認しているところです。 いや、もちろん仕事もしています。 っていうか、仕事第一ですよ、ホントですよ。
どもです。高校生のころは定着ムラで一発でダメにしたりしてました。あと経年劣化もありましたね~。やっぱりシロート作業のせいでしょうか。。。
シロート作業はどうもね。 実はフィルムの地の色も変なんですよねー、なんか紫っぽいというか。 現像液がヘタって来てるって事でしょうか。 なんかもったいなくて所定の使用量プラスα使ってみたりするから・・・。
それから、そろそろ捨てる事を考えなくてはいけないんだけど、どうしたものかと。多量の水で希釈して廃棄で良いのかどうか。
初カキコですm(_ _)m
TriXのベースの紫色は,水洗時間の延長や水洗促進剤の使用で若干マシにはなりますが,完全には抜けないですよね.あとPrestoも抜けにくいらしいです(使ったことないけど).TMAXだとほぼ透明になるのですが….ベースの色の抜け具合は,現像液の問題ではなくて,フィルムの特性みたいです.
あと,廃棄も問題になりますよね^^; 希釈廃棄しても環境負荷が小さくなるよう,現像液はエクストール,定着液も低毒性のものを使うようにしようと思ってます.
hmsさん、どうもです。
あの紫はTriXの特徴だったですかぁ〜。 どーもいつも紫だなぁ・・・と思ってました。 ちょっと安心しました。 あ、私も現像液はエクストールです。やっぱり希釈して廃棄するしかないですよね。 なるほど〜
ところで、関係無いけど、「.と,」なんですね、やっぱり。(^^;
定着液には,スチールウールを入れて銀を吸着(というか析出)させてから捨てると良いそうですよ.ちょっと面倒なんですが(^^;)廃液を貯めて置ける大きなビンが欲しいですよね.
ドライウェルの使い心地はどうですか? 私はスポンジオンリー派です.その方が早く乾くため,ほこりが付きにくくなるとどこかで読んだので.
「,と.」は…理系ですね(笑)
実は最近ドライウェルは使っていないのです。 何回か使い回すうちにどうしてもゴミが入り込んでしまって、かえってフィルムに付着してしまうような気がして。 なので、実は途中からスポンジ派です。 乾きもスポンジの方が圧倒的に早いですし、全然問題無いかと。 まだたくさん余っているドライウェルの原液がもったいないんですけど。(^^;
色抜けが悪いのは定着不足とか水洗不足とか水温が低いとか色々みたいです。
うちは硬膜化タイプの使用(チューガイのマイフィクサー:以前は
イルフォードのハイパムフィクサーという名称でしたが供給元が変わった?)と、
タンクをシェイカーのように振る方法で色抜けが良くなりました。
http://www.tokyo-photo.net/index.html をよく参照しています ^^)
Pさん、どうもです。
むむー定着不足もあるのですか。 ハイパムフィクサーは名前だけは聞いたことがありました。
残念ながら私はキングのクルクル回すタンクを使っているのでシェイクできないんですよねー。
また、LPLの金属タンクへの憧れが強まってきた。 とりあえず、小さいヤツ買ってみようかなぁ。