28mmでは広すぎる。『お散歩写真のススメ』。

写真は本文には関係ありません。

事務所から帰宅途中のスナップ。写真は本文には関係ありません。

広角レンズを搭載したカメラがトレンドなんだそうです。 確かに、最近のコンパクト・デジカメは全て広角レンズ搭載です。 視野に近い印象があって、判りやすい気が自分でもしていましたし、今でも毎日必ず持ち歩いて、楽しく写真を撮っている訳です。 それに、GW-1というワイコンまで購入して、ワイドな画角を楽しんでいたのですが・・・。

ところが、最近急にこの28mmが広くてなんだか扱いに困り始めてしまっているのです。 もっと狭い、ちょうど35mmとか40mmとかくらいの画角が自分にはしっくりくるのじゃないか?と思って、そう思い始めるといてもたってもいられなくなってしまって、あちこちのコンデジをあらためて調べてみたのですが・・・。

どうも、無いんですね、そういうミツ昔前くらいのスナップカメラちっくなレンズを搭載したカメラが。 私には機能豊富すぎるという印象なのです。 いずれ、いつかはデジ一眼を買いたいと思っていて、最近は定期的に打ち合わせにご一緒させて頂いている超有名プロ・カメラマンの方にこっそり相談しているのです。 なのでズームとか広角とかは、もうその(多分将来買うんじゃないかと思われる)デジ一眼にお任せすることにして、気楽に持ち歩けるコンパクト・デジカメで、35mm〜40mmくらいの・・・と思っていたのですが。

そんな最近のこと、他の本と一緒に注文していた「お散歩写真のススメ」を読んで(見て?)みたら、この小さな文庫本に掲載されているなにげないスナップ写真が、もう、もの凄く良いのです、私にとって。 なんかね、ホントに何気ないスナップ写真なんですが、色味というか粒子というか何だかは判らないのですが、自分のGRDに比べると随分とボンヤリとした印象なんですが「フィルムも全然いいじゃん!」と。


お散歩写真のススメ (えい文庫)

こうなると、もう形から(道具から)入る私としては当然、この写真家の方が使っているカメラが俄然気になってくる訳で、どうやらローライ35という古いドイツ製(或いは、シンガポール製)のコンパクトカメラをメインに使っているらしい。 しかも、フル・マニュアルでピントは目測とのこと。 あぁでもそういえば、始めて父親にカメラを借りた時もコンパクトカメラでピントは目測でした。 当時はフィルムを買う金も現像する金も、もちろん、プリントする金だって無い訳で、ピンぼけ確定の写真を一本取り切る勇気も無く、あっさりカメラを返してしまったのですが、今は違いますよ! どんなピンぼけ写真だろうが、ド・アンダー写真だろうが、全部自分のお小遣いの範囲内であれば現像(してみなければ判りませんが)もプリントも出来る訳です。

これはもう、買うしか! ってことで、ヤフオクで格安の中古を発見!サクッと入札してバッチリ落札させて頂いたのでした・・・。(なんと、次男のトレーニングシューズと似たような金額。 っていうか、先日買った春物のシャツより安いぞっ!)

(つづく)

注)冒頭の写真はGR DIGITAL IIで撮ってます。

Posted on Wednesday, March 11th, 2009 at 2:59 AM. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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