Mac OS X(Leopard)にIMAP環境を構築中 − その1
最近、あるプロジェクトでOS X Serverに触れる機会があって、”もう黒い画面(ターミナルの事です)でちまちまセットアップする時代じゃないんだ!”との思いを強くし、これをきっかけに自分もGUIベースの環境を試してみたくなりました。
で、あまり働いていなかったMacProG5をサーバにすべく、とりあえずドキュメントをフルバックアップした上でまっさらな状態に戻してOS X Leopardをインストール。 最低限の環境を整えた上で、まずはメールサーバにトライしているという訳です。
Postfixは既にインストールされているので、こちらのサイトを参考にさせて頂いてさくっと完了。 メールの送出も問題無し。 受信もOK。
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続いてPOPかIMAPか少し迷ったんですが、これからは”IMAPだよなー”と勝手に思ってIMAP環境をインストールしようとして・・・。
Step 1. こちらから最新のソースアーカイブをダウンロード。 本日時点での最新版は”imap-2007.tar.Z”でした。
Step 2. 上記ファイルをMacに転送して解凍。
$ uncompress imap-2007.tar.Z
$ tar xvf imap-2007.tar
Step 3. 解凍してできたディレクトリへ移動
$ cd imap-2007
Step 4. とりあえず、Makefileの中を見てMac用の引数を探す・・・osxというのとoxpというのとある。
$ make osx
とやったら、PAMモードの方でmakeせよ!とのことで、
$ make oxp
Step 5. できあがったimapd を /usr/local/libexec/(無ければ作る)にコピー
(いま、Step 3 のimap-2007にいるとして)
$ sudo mkdir /usr/local/libexec
$ sudo cp imapd/imapd /usr/local/libexec/
Step 6. xinetdはどこかなぁ?と思ったら、Leopardにはそんなものは無くて、launchd というデーモンで管理しているらしい。 仕方ないので、設定のXMLファイルを探してきてとりあえず/Library/LaunchDaemons/に置いてみる。(/System/Library/LaunchDaemons/の方が良いのだろうか・・・)
Step 7. 以下のコマンドでLaunchdに存在を知らせる。
$ sudo launchctl load edu.washington.imapd.plist
Step 8. とりあえず接続を確認してみたら良さそう。
$ telnet localhost 143
(あとで、これではダメだと判った。 アプリケーションファイアウォールにてRejectされていた。)
Step 9. ルータにポートを開ける設定を加える。
> ADD FIREWALL POLICY=net RULE=5 AC=ALLOW INT=ppp0 PROTO=TCP GBLIP=XXX.XXX.XXX.XXX GBLPORT=143 IP=XXX.XXX.XXX.XXX PORT=143
Step 10. 外から接続してみたら、ポートは越えてるんだけど、「アプリケーションファイアウォール」で拒否されてしまってますよ・・・。 さらに、”SSLでの接続に失敗したよ〜ん”というログも残ってたぞ! これは993も開けなくてはいけないのかな?
(今日はここまで・・・続く)
ウチのもお願いします。
ようやく、うまく動くようになったんだけれど、まとめる時間が無くて・・・。 実はpostfixでプチハマりました。 IMAPもいらないファイルもあったりする気がして、検証してからでないと続きは書けないかなぁ。
でも、結局「黒い画面」でセットアップしているという事実! こんな時間掛けるんだったらOS X Server買った方が良かったかも。
>OS X Server買った方が良かったかも
それはそれで、いろいろとありそうですよね。
いや、ホント、いろいろあるんですよ>OS X Server
Leopard版のServer の方にperl の MySQL用のDBDをインストールしようとしたら、ソースが無いって怒られちゃった。 開発環境をインストールしても、付属のディスクじゃダメで、どうもソースを見つけてこないと・・・っていう状態です。 しかも、これもやっぱり「黒い画面」という事実。
[…] 前回の続き・・・。 […]